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社員紹介

北村善則 社員

2023-07-01
私の趣味「競技かるた」

社員紹介ということで、私自身のことについて紹介させていただきます。


私は普段の趣味として、「競技かるた」を楽しんでいます。
滋賀県の近江神宮は競技かるたの聖地とも言われ、全国高校選手権や名人・クイーン戦が毎年繰り広げられています。それらの大会の会場でもある近江神宮勧学館 浦安の間で、年中何度もかるたを取るという、贅沢とも言える時間を過ごしています。


かるたそのもののルールは皆さんご存知かと思われますが、こと「競技かるた」となると、そうではない方がほとんどではないでしょうか。まず、競技かるたでは「札を多く取ったら勝ち」ではなく「自分の陣地にある札をすべて無くせば勝ち」です。じゃあ結局たくさん取ったほうが勝つんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実はそうではなく、「お手つき」では相手から札を1枚送られてしまうため、自分の持ち枚数が増えます。よって、取った枚数は相手よりも少ないのに(相手がお手つきを多くしたために)勝った、ということ、またはその逆が起こり得ます。


そういったルールの中で、「揉め」と呼ばれるものがあります。
競技かるたの通常の試合では、対戦ごとの審判は付かず、どちらが札を取ったか分からない場合は、選手同士がその場で話し合って決めることとなっています。

なお、競技かるたの規程では、「競技に際しては、互いに相手を尊重するとともに、礼節を重んじなければならない。」とも示されています。
つまり「揉め」とは言うものの、それは決して口で争えという事ではなく、試合を長引かせないためにも、時には相手に札を譲って、試合を進めましょう、選手がお互いに協力しあって、良い試合を成立させましょう、という意味が含まれています。


土地家屋調査士の仕事は、競技かるたとは全く接点がありませんが、しかしこの「互いに相手を尊重するとともに、礼節を重んじなければならない」という一文には、調査士の責務に通じるものを感じずにはいられません。


調査士の仕事においては、資料調査や現地測量に基づき、公正な判断で境界を導き出すのはもちろんのこと、「揉め」の場面があったときには、双方の意見をよく聞き、時には再度の調査を行い、納得いただけるよう、検討や説明を尽くすこと。これが当事者の方々を「尊重すると共に、礼儀を重んじること」かと思います。
そうして「あの時キチンと話し合い、決めておけて良かった」と言ってもらえたならば、それが「良い試合を成立させた」に等しいことだと思います。


かるたと仕事を結びつけるような話になりましたが、競技かるたはあくまで私の趣味です。趣味の時間は、仕事を忘れて没頭したいものです。

競技かるたは老若男女問わず、全ての人が共通のルールと礼節の上で、暗記と反射を競い合う「スポーツ」です。
これを読んでいただき、興味を持たれた方は是非、練習会場をご覧になっていただければと思います。そのなかでもし、自分も取ってみようという方がおられましたら、いつかは対戦し、時には「揉め」、共に良い試合を作り上げてみたいものです。


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